ひきこもり24年、二度目の面談|支援員が二人になる 09

ひきこもっていた当時、私にはネット環境がありませんでした。

これから始まる「就労支援」がどのようなものか、

調べる術すらなく、全く分からない状況でした。

「分からないこと」に対して、どう対策を立てればいいのか。

準備ができないことに、私は強い不安を感じていました。

二度目の面談場所は、自宅近くの公共施設でした。

移動にお金がかからないように、という配慮でした。

しかし、その優しさが逆に怖かった。

施設の外で待つ間、

「近所の人に見られたらどうしよう」

とビクビクし、隠れるようにして支援員の方を待っていました。

到着したのは、二人の支援員の方。

私は人と目を合わせるのが苦手です。

どんな人が来たのか、顔を見ることはできません。

ただ、視界の端で初めて会った就労支援員の方が、

柔らかい雰囲気のセットアップを着ている、ということだけが分かりました。

施設に入り、向かい合う形で面談が始まりました。

その瞬間、私はパニックで身体が固まってしまいました。

一度目の面談よりも、二人の支援員の方たちを相手に話す重圧。

どんな話をしたのか思い出せないほど、

頭の中は真っ白。

……結局、この日もただ必死なまま面談を終えました。

「私は何のために、

誰のために支援を受けているんだろう」

「こんなろくに話すこともできない状態で、

本当に仕事なんてできるの?」

帰宅後、一人で反省会。

情けなくて、頭を整理できない自分を責めるしかありませんでした。

追記:当時の私の支え

パニックになりそうな毎日の中、

私はよく本を読み、その感想をノートに書き留めていました。

愛用していたのは、消せるペンの「フリクション」です。

替え芯を何度も使い切るほど書きなぐっていました。

「書いては消せる」という手軽さが、

当時の私の重い心を少しだけ軽くしてくれた気がします。

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