支援機関に相談をし始めてから、
今回の仕事の面接の話が出るまでに、
3ヶ月が経っていました。
ところが、
ここから事態は思っていた以上に早く進みました。
なんと、
前回の面談で就労支援員の方がその会社に連絡を取ったところ、
すぐに面接の日程が決まったのです。
あまりにも急な展開に、私は戸惑いました。
私は支援員の方に、
人と会うのが怖いことや、面接に強い不安があることを話していました。
そんな状態で本当に大丈夫なのだろうか。
正直、不安でいっぱいでした。
ところが、
支援員の方から意外な提案がありました。
就労支援員の仕事には、働きたい人と人材を求める会社をつなぐ
「会社開拓」という業務があります。
今後も仕事を希望する人を紹介できるよう、
企業とのつながりを作っていくのも大切な仕事なのだそうです。
そこで今回は、その会社との関係づくりも兼ねて、
支援員の方が面接に同席してくれることになりました。
24年もの間ひきこもっていた私にとって、
一人で面接に向かうのはとても高いハードルでした。
もう十分すぎるほど大人だったのに、
誰かに一緒について来てもらうことが、これほど心強いとは思いませんでした。
今振り返ると少し恥ずかしい気もしますが、
当時の私にとっては、
その安心感が本当に大きかったのです。
本当のところ、「面接」といっても、一対一ではなく、他の希望者の方々と一緒に、
どんな内容の仕事か説明を受け、
書類に記入すればほぼ採用される仕事でした。
それでも、その場にいるだけで震えるような怖さを感じたり、
緊張で手に力が入らなくなって書類にうまく字が書けなくなるのでは、という不安もありました。
実際には、緊張しながらも何とかその場を乗り切ることができました。
24年間ひきこもっていた私にとっては人生の大きな一歩でした。
そして、
あっけなくその仕事に採用されることになったのです。
この頃になって、
私はようやく家族に
支援機関に相談していることを話しました。
きっかけは、支援員の方から
「ご家族とも一度お話ししたい」
と言われたことでした。
しかし最初、親はあまり乗り気ではありませんでした。
「よく分からない人に会うのは嫌だ」
そんな反応でした。
支援員の方から預かったメッセージを読んでもらおうとしても、
最初は読まずに流されそうになりました。
それでも何とか目を通してもらい、
最終的には納得してもらうことができたのです。
少しずつですが、私の周りでも変化が始まっていました。
そして、
24年ぶりの
「働く生活」
が始まることになるのですが…
