ひきこもっていた当時、私にはネット環境がありませんでした。
これから始まる「就労支援」がどのようなものか、
調べる術すらなく、全く分からない状況でした。
「分からないこと」に対して、どう対策を立てればいいのか。
準備ができないことに、私は強い不安を感じていました。
二度目の面談場所は、自宅近くの公共施設でした。
移動にお金がかからないように、という配慮でした。
しかし、その優しさが逆に怖かった。
施設の外で待つ間、
「近所の人に見られたらどうしよう」
とビクビクし、隠れるようにして支援員の方を待っていました。
到着したのは、二人の支援員の方。
私は人と目を合わせるのが苦手です。
どんな人が来たのか、顔を見ることはできません。
ただ、視界の端で初めて会った就労支援員の方が、
柔らかい雰囲気のセットアップを着ている、ということだけが分かりました。
施設に入り、向かい合う形で面談が始まりました。
その瞬間、私はパニックで身体が固まってしまいました。
一度目の面談よりも、二人の支援員の方たちを相手に話す重圧。
どんな話をしたのか思い出せないほど、
頭の中は真っ白。
……結局、この日もただ必死なまま面談を終えました。
「私は何のために、
誰のために支援を受けているんだろう」
「こんなろくに話すこともできない状態で、
本当に仕事なんてできるの?」
帰宅後、一人で反省会。
情けなくて、頭を整理できない自分を責めるしかありませんでした。
追記:当時の私の支え
パニックになりそうな毎日の中、
私はよく本を読み、その感想をノートに書き留めていました。
愛用していたのは、消せるペンの「フリクション」です。
替え芯を何度も使い切るほど書きなぐっていました。
リンク
「書いては消せる」という手軽さが、
当時の私の重い心を少しだけ軽くしてくれた気がします。

