ひきこもり24年から社会へ | 支援員と初めて会う日 05

返信が届いたことで、本当に支援が始まる予感がしました。

私は、一日悩んで面談できる時間帯を書いて返信しました。

休日を挟んで、三日後に支援機関から返信が来ました。

面談日時が決まったのです。

支援が具体的になりつつありました。

返信を読んでいるうちに、

支援員の方に会うことが現実になったと感じて、

寝られないほど不安が強くなりました。

支援のことを親に話そうか。

親に話すと、

「支援?なんのことだ?勝手に何かを進めているのか?」と

責められるような気がしました。

とりあえず一回目の面談は親に黙って行ってみようと決めました。

久しぶりに、家族以外の人と向き合う日。

面談当日、まっすぐ面談場所に行くことができず、近くの建物のトイレに入って、このまま帰ろうかと思ったりもしましたが、

もう決めたんだ、ここで逃げたら元の親に責め続けられる生活に戻ってしまう。

どんなふうになってもいい。

パニックになってもいい。

そんな思いで面談場所に向かいました。

面談場所は静かな空間で、人が数人いるだけでした。

支援機関からの返信には、

支援員の目印として、

「身分証を身につけて、ビジネスバッグを持っています」

と書いてありました。

その時の私は、ビジネスバッグがどんなものか分からなくて、

バッグを持って待っている人を探しましたが、その場にはいませんでした。

不安になりながらしばらく佇んでいると、

一人の方が近づいてきて、

「〇〇さんですか?」

と声をかけてくれました。

支援員の方でした。

相談室のような部屋に案内され、面談がいよいよ始まったのです。

「これまでのことを聞かせてください」

そう言われて、

私は、24年間のひきこもり生活を話し始めました。

続き(06)を読む

前回(04)を読む

最初(01)から読む