ひきこもり24年|仕事をして変わりはじめたこと 14

私に起きた変化

24年ひきこもっていた私でも、

できる仕事があるとわかったこと。

これは、私にとって大きな変化でした。

仕事を始める前は、

「私にできる仕事なんてあるのだろうか」

と思っていました。

でも、実際に仕事をしてみると、

完璧にできたわけではなくても、働くことができました。

それだけで、

「もしかしたら、私にもできることがあるのかもしれない」

と思えるようになりました。

ひきこもりになるきっかけにもなった、自分の心の不安定さについて、

次の仕事が始まるまでの間に、

なんとか理解を深めたいと思いました。

そこで、

地域の広報誌で見てずっと気になっていた、

精神科医による

無料の『心の健康相談』を利用してみようと思い立ちました。

それまでの私は、

広報誌を読んでも、

「そんなサービスがあるんだな。本当に利用する人なんているんだろうか」

と思っていました。

ところが、ひきこもりをやめる決意をしてからは、

広報誌に載っている情報を、実際に利用するようになりました。

そうすると、それまで何となく眺めていた広報誌の情報にも、

少しずつ安心感を持つようになっていったのです。

精神科の病院に行くこと

内科や歯科に行くのと比べると、

私にとって精神科は、どうしてもハードルが高く感じられました。

精神科に行ったことがなかった私は、

何を話すのかもよくわかりませんでした。

自分のことをうまく説明できる自信もありませんでした。

病状をどう説明すればいいのか、

全くわからなかったのです。

そこで、まずは無料の『心の健康相談』で、

精神科の先生と話すというのが、

私にはちょうどいいように思えました。

ひきこもり後、

初めての仕事をして、少し収入もありました。

それでも、いきなり病院へ行くのではなく、

まずは『心の健康相談』で、精神科の先生とどんな話をするのか、

知ってみたいと思ったのです。

相談の日までに準備したこと

相談の日が来るまでの間、

私は、今までの心の動きをできるだけわかりやすく伝えるにはどうしたらいいのか考えていました。

私は、人と話すとき、

緊張のあまり、

伝えたいことをうまくまとめられなくなることがあります。

せっかく相談するのだから、

言いたいことを忘れてしまったり、

うまく話せなかったりするのは避けたいと思いました。

そして、図書館で借りた本を参考にしながら、

自分のことをメモにまとめ、それを医師に見てもらうことにしました。

これなら、うまく話せなくても大丈夫。

そう思って、相談の日を迎えたのですが……

現れた医師は、

私が想像していた精神科医とは、

全く違っていたのです。

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